プロぽこ

PyQはコピペだと効果がないのでちゃんとキーボードから打ち込もう

PyQ(パイキュー)はコピペで頑張っても意味ないという話です。というかプログラミングは自分でキーボードを打たないと上達しにくいですよね^^; ちなみにPyQというのはオンラインでプログラミング(Python)の学習ができるサービスです。頑張れば初級から中級レベルまでを目指せるようになっています。

なぜこんな話になったのか?

ネットでこんな相談を受けました。ブログでの公開は許可済みです。

相談というのは、

「プログラミングが全然できるようにならない!」

とのこと。かなり漠然とした相談だったため、もう少し詳しく聞いてみました。

プログラミングができないというのはこういう状況らしい

情報を整理してみました。

PyQをメインで頑張っているようです。はて?PyQをひたすらやっていれば勘所もよくなってくると思うのだけれど、どういうことなんだろう。

そもそもPyQの前は書籍で頑張っていたようでした。でも読んだだけでわかるような気になっていたタイプみたいです。読んだつもりでも脳ではスルーしてたという感じみたい。

それは本人も自覚しているようで、なのでPyQに変えてみた、という流れらしいです。でもなかなか上達しているとは言えなくて困っている、と。うーん、正直よくわからんな。。。

あれ、PyQをコピペして進めてる?

色々聞いていると、解決の糸口が。。。

どうやら、PyQでの学習をコピペで進めていたようです。そりゃ、頭に残らないよな。

8割はコピペでやっているようで、コピペと正解ボタンの繰り返しでクエストを進めていました。それだと本をさらっと読んでわかっている気になっているのと同じかも、とアドバイスしました。とりあえず、ちゃんとキーボードで打った方が良いかも。

初めはただ打ち込むだけかもしれないけれど、あとから理解がついてくることもあるので、騙されたと思ってやってみてください、と。

PyQは写経で学習していく

この方は「写経?ただ書き写すだけじゃん。コピペと一緒じゃない?」と思っていたようでした。私はコピペと写経では結構隔たりがあると思ってるのでそれは誤解があるかもという話をしました。

薄い集中力で1時間書籍を読んだり、今回みたいにコピペでPyQを進めていくくらいなら、10行で良いので写経した方がいいかなと思ったり。写経して後から理解が付いてくることってありますよね。「あ、これこういうことだったんだ」という発見もあったり。

そもそもなんでコピペしてしまったのか

とのこと。ん?スピード感?どういうことだ?

サクサク学習を進めたいのに、キーボードを打つともたついて自分の求めるスピード感が出ない。こういうことらしい。(でもキー打たないとプログラミングじゃないよなあ。)それがイライラするからコピペでスピードアップ。

ちょっと待てよ?キーボード入力が遅いということはないか? → あるらしい。

タッチタイピングができないみたい。できなくてもいいけどある程度は早くないとしんどいかもと助言しました。

もうちょっと質問したりしているとさらに見えてきました。プログラミングは記号が多いのでさらに遅くなってしまう。だからコピペになってしまうと。なるほど、確かにそうだよなあ。プログラミングは記号多い。Pythonだと、. , : ‘ ” [ ] ( ) とかだよな。(セミコロンはほぼないけれど。)

このままPyQをコピペでいくのはやめよう。タイピングを練習してみてはどうだろうか

うーん、このまま続けても意味がなさそう・・・ただの作業になっているし。

ここは思い切って先にタッチタイピングの練習を勧めることにしました。(タッチタイピングでなくとも、アルファベットや記号のタイプにストレスを感じない程度には持っていきたい。)

タイピングを練習する間はプログラミングの学習が止まってしまうけれど、今後ずっとタイピングスピードが上がるのは長期的に見ればプラス。なのでバランスを見ながらどっちも頑張っていこうという結論に着地。並行することもできるし。

あっちもこっちもで気持ちが分散するなら、現状だとタイピングだけに絞ってもいいかなと。

幸いなことに、すでに課金しているPyQの学習は止めることもできます。PyQは月額で料金を払いますが、休止するときは日割で返金されるので損はないかなと。使った分だけ料金がかかる仕組みです。

アカウントを消さなければ、これまで学習したところは残っているので、また課金すれば続きから再開できます。

ある程度タイピングが早くなったら(というかホームポジションを覚えたくらいから)PyQでタイピングの練習をしてもいいし。Pythonコードの写経とプログラミングどっちも学習しちゃう。と。(贅沢な使い方だけど、これが正解かもと思ったり。)

個人差はあれど最後はできるようになるタッチタイピング

基本的には、

こうやって意識的にやっていけばタッチタイピングできるようになります。「頑張ります!」ということで相談は終了しました。

終わりに

PyQ(パイキュー)をコピペで頑張っても意味ないですよね。まあ、コピペでやる強い目的があれば別でしょうが、基本的には、自分でキーを打ってクエストを進めていくべきです。あとから理解がついてくることってあるんですよね。まずは写経で頑張って、次第に自分自身でコードが打てるようになればPyQでの学習成功です。次のステップに進みましょう!