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【初心者向け】個人でアプリを開発したい人に「Unity」をおすすめする7つの理由

今回は今注目が集まっているUnityに関する記事です。

最近では、モバイルアプリの起動時に「Made with Unity」や「Powered by Unity」などの表示をよく見かけるようになりましたよね。

既に多くの方が知っているとおり、「Unity社が提供するミドルウェアを利用しているアプリですよ」という意味合いですが、起動画面として表示していないものも含め、実際にかなりの数のアプリがUnityベースで作られています。

Unityは業界では既に確固たる地位を築きつつある優れた開発環境ですが、段階を経て、今では個人でも気軽に始められるライセンス体系に落ち着いています。

Unityは、自分の思い描くゲームを自由に制作できるゲームエンジンです。作ったゲームはモバイルからコンソールまで、多彩なプラットフォームにワンクリックで展開可能。また、ゲーム内に効果的な広告を掲出したり、ゲームプレイ状況を分析したり、クラウドによるビルド作業を行なうなど、クリエイターのニーズに応える多様な機能も自由に使えます。楽しくゲームを作り、たくさんのユーザーに遊んでもらう……Unityならその夢がかないます。

というわけで今回は、自身でいろいろ試しながらしばらく動向を追ってきたフリーランスのプログラマーが、「個人でアプリ開発を始めたいけど、メインの環境をどれにしようか迷っている方」などを対象に、なぜ「Unityゲームエンジン」がおすすめなのか?という7つのポイントをご紹介してみようと思います。

後述しますが、ゲームに特化したものではなく、汎用のアプリ開発環境としてとらえています。

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Unityがおすすめな理由を7つ紹介します!

Unityのポイント① マルチプラットフォーム対応

やはりUnityでいちばん最初に言及すべきはこの点でしょうか。

Unityのマルチプラットフォームへの対応、つまり、自分で作成した部分をほとんど変更することなく、さまざまな環境で動作させることができるのです。

対応リストには、Android、 iOS、Windowsなどに加え、WebGL、PlayStation、Xbox、Wii、まだまだ他にも、一般ユーザのすべてに手が届くのではないかと思えるほどの名前が並びます。

これは、予算、技術に柔軟性をもたせにくい個人の開発者が、ベースとなる統合開発環境を選ぶ上で「特に重要な条件を満たしている」と言えるでしょう。

ちなみに、コンソールゲーム系は環境ごとに別途ディベロッパーとして承認されることが必要ですが、一般OS向けだけでも十分に価値のある仕組みだと思います。

Unityのポイント② 個人でもプロ向けの機能を無料で使用できる

バージョンアップする度に業界全体を騒がせるのがUnityですが、少し前にはプロフェッショナル向けのほぼすべての機能が無料で開放されました。

無料版には、「配布したアプリの起動時にスプラッシュスクリーンが表示される」、「規定の収入を超えたら有料ライセンスへの変更が必要」などの約束ごとがあるものの、これほど優れた環境を誰でも使い始められるようになったのは本当に驚きです。

規定の収入と言っても個人が始めてすぐに超えてしまうような設定ではなく、無料で使いながらアプリを公開し、技術を磨く時間は十分にあります。

Unityのポイント③ 開発以外のサービスも次々に展開される

Unity社は、開発ツールを提供するだけにとどまらず、アプリを公開した後のマネタイズを考えた「Unity Ads (動画広告)」や、ユーザがアプリをどう使用しているかなどを詳細に分析できる「Unity Analytics」などの、開発者を支援するサービスも積極的に展開しています。

コーディング側の実装、開発環境やブラウザ経由の運用方法なども、使いやすいように少しずつ簡略化、改善されています。

Unityのポイント④ アセットストアで自分に足りないスキルを補える

ゲームでもそうでなくても、個人でアプリをまるまる全部開発するのは大変な作業ですよね。たとえプログラミングができたとしても、パーツごとに様々な関連スキルが必要になります。

そこでUnity社は、オフィシャルのサービスとして「アセットストア」というものを運営しています。

これは、世界中のクリエイターが作った有料、無料の部品を仲介するシステムで、Unityのプロジェクト内に簡単に追加していける仕組みになっています。

分野ごとに特化したスキルを持つメンバを集めたチームでおこなうのがアプリ開発の基本ですが、このシステムにより、自身に足りないスキルを効率的に補っていくことができます。

Unityのポイント⑤ オフィシャルの教材や開発者用リファレンスが充実している

日本語版が用意されるまでに多少時間がかかる場合もありますが、オフィシャルのサイトでは、たくさんのレベル別教材や開発者用リファレンスを閲覧できます。

バージョンが上がるたび、また、その間にも新しいものが追加され、作業の合間に目を通していくのが大変なくらいの量があります。

効率的に使い方を学べるチュートリアルなどもたくさんありますから、個人で少しずつ、というスタイルでも十分やっていけるはずです。

Unityのポイント⑥ 洗練されたオブジェクト指向言語でコーディングできる

法人の場合には、その環境のみで使用する特殊言語を新たに学ばなければならないような案件もありますが、個人ならなるべく「時代に合ったプログラミング言語」に慣れておくべきです。

Unityでは洗練されたオブジェクト指向言語を使用できますから、プログラマの目線で見てもかなり優位な点だと言えます。

スクリプトの編集は、独立した外部の統合開発環境に含まれるエディタ上でおこなうのですが、メインの環境とのつながりもスムーズに設計されており、本当によくできたエンジンだなと感じます。

多くのビジネス開発で使用されている「VisualStudio」系のものと、昔から同梱され続けてきた「MonoDevelop」を好みで選択できますが、どちらを選んでも、コーディング時に機能の不足を感じることはほとんどないでしょう。

Unityのポイント⑦ ゲーム開発だけじゃない

Unityと聞くと「あぁ、あのゲーム作るやつね」と言う人が多いと思います。

もちろん基本的にはゲーム開発に最適化された環境なのですが、実はツールアプリのようなものも普通に作れるんです。

ユーザーインターフェースまわりが一新されてからは、ゲーム以外も含めたプライベートなプロジェクトのすべてにUnityを使用していますが、特に問題になる部分はありません。

また、予想もしていないタイプのアプリで起動時にスプラッシュスクリーンを見かけることもあり、Unityの使われ方の多様化を感じます。

プラットフォームに加えてアプリの種類も限定されないというのは、何かを学ぶ時間も資金の余裕もない個人にとっては本当にありがたいですよね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

Unityは数バージョン前には「便利そうだけど実際どうなの?」と様子をみていた多くの法人が、今では開発者の獲得に走りまわっていますし、大規模なゲームタイトルに使用されることも多くなってきました。

統合開発環境としての素晴らしい機能、構成に加え、それをとりまくオフィシャルの周辺サービスも、「あればいいな」と思うものが次々に追加されていくのですから、周りが活気づくのも自然な流れです。

個人的には、スマホやタブレットなど、特にモバイル系デバイスの基本性能が時代とともに上がっていくのに比例して、さらにどんどん使われていくんじゃないかなと予想しています。

実際のところ、特に個人なら「Unityを選ばない理由を見つけるほうが難しい」と思いませんか?

以上、「個人でアプリを開発したい人に「Unity」をおすすめする7つの理由」でした。

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2017.06.20

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