プログラミングスクール卒業後の独学・勉強法

今回はプログラミングスクール卒業後にどんな勉強をしていたか書いていこうと思います。卒業してから5年以上経ってますが、基本的には私の勉強の進め方はシンプルです。卒業してから変わってない気がします。(効率が悪いのも変わってない気が。。。)

コードキャンプを卒業してマンツーマンで教えてくれる人はいなくなったので、その後は当然自力で勉強していくことになったのですが、一通り基礎を学んでいるので独学しやすくなっていました。これまで読めなかった本が読めるようになっていたのは嬉しかったです。全くの初心者だったのに、(スマートではないにせよ)自走できるようになっていたのは驚きでした。

プログラミングスクール卒業後はどのように勉強していったか?

とりあえずなにか作る

これが一番な気がしています。ここで苦しんだ分が仕事にも還元されましたし、波及効果・相乗効果がすごかったです。今も個人プロジェクトで色々試行錯誤しながら作り続けていますが、やっぱり本業に還元できてるんですよね。

卒業後はとにかく色々作ってました。わけのわからないものたちも生み出したような気がします。笑 なんでこんなへんてこりんなモノつくったんだ!?とたまに過去の制作物を見返すと笑っちゃうんでんすが、それも大事な経験だったと思います。作ってるときは本当に苦しみました。

コードキャンプを卒業したからマンツーマンで教えてくれる先生がいなくなる

私はコードキャンプの(当時の)マスターコース(HTML/CSS, JavaScript, PHP/MySQL)を受講したので、ひとまずそれをベースに制作を進めました。

はじめの頃は、JavaScriptで動くちょっとした画像変換ツールを作ってみたり、バックエンドがPHPのクローラーを作ってみたり、当ブログ含めWordPressをあれこれいじってみたり、とにかく何か形に残るものを作り続けました。その後に新しい言語にも色々手を出していきました。わき道に逸れて、PhotoshopやIllustratorなんかのちょっとしたデザインにも手を出したりしました。

境界を知らないという経験の無さ

見る人が見たらずいぶん回り道してるなあなんて思われそうですが、今振り返ると結果的に、境界を決めず(=経験がないから境界を知らず)あれこれやったことで、広く色々なことを知っているという意味でも評価されていると思います。

「経験なかったのによくこんな重厚な課題にチャレンジしたなあ」と、ある程度知識がついた今思うとゾッとするようなものにも手を出していたり。そういう意味では、だんだんと自分で制限をかける思考になっちゃったんだなあと、少し寂しい気持ちにもなります。

当時は何も考えずとにかく勉強を続けただけというのが正直なところですが、実はこれで良かったんだと思います。今の会社ではもちろん専門のEngineer Roleで頑張ってますが、周辺領域の課題で頼られることも多くなりました。「ちょっとあの人に相談してみよう」的なことでコンタクトを受けることが多くなりました。外資系だから与えられた役職に忠実でないといけないのかと思ってましたが、やることをやっていたらあとは自由にチャレンジされてくれるので、伸び伸び動かせてもらってます。

専門分野を伸ばす、だからといって他の領域の学習を止めない、というのは結構ハードです。でも、プログラミング人生のスタートが遅かった私はこうするしかありません。つらくても頑張り続けるしか道はありません。人より頑張るしかないんです。暗闇でも全力疾走するのみ、という感覚でした。でも気がついたら、今の会社にオファーもらえたというサプライズもあって、苦しめばいいことあるんだなと思いました。これまでの人生で成功体験が限りなく少ない私にとっては「鳩が豆鉄砲をくらう」を身を持って体感しました。こんな結果は私も求めてませんでした。

なにか作ればそれが自分の基準になる

コードキャンプを卒業したといっても、なにしろプログラミング経験が浅すぎるので、色々作ってもその過程はかなり泥臭くて今考えると笑っちゃうような(失笑かもしれません…)遠回りをたくさんしました。ですが、「よくわからないけど作り始めてみる」最初はこれがいいと思うんですよね。非効率だとしても。

でも1つ作ればそれが基準になって「こっちの設計のほうがよかったな」「もともと機能としてあったんじゃないか〜、なんで自分で似たような機能作ったんだろ…」といった感じで学びが多かったです。

なので、何でもいいから作って経験値をためていく、のは大事だと思いました。

その後、最初のデザイン(設計)が重要だと思い知る

「とりあえず何かつくる」と反対のこと言ってるかもしれませんが、最初によく検討して納得いくデザイン(設計)が重要だと思い知ります。色々と駄作を作り続けていると気付きます。最初にきちんと設計の方針立てるべきだ、と。笑

最初から作り直したくなることもしばしば。私はだんだんとこの考え方にシフトしていきました。でも初心者だと基準がないため、何が最適なのかもわからないんですよね。だから「とりあえず何かつくる」でいいと思うのですが、だんだん最初の設計がうまくなっていった気がします。徐々にこちらの考え方にシフトしてきました。

書籍でのプログラミング学習

迷わず購入する

気になる本はとりあえず購入しました。躊躇せず購入です。お財布的には痛かったですが、「とにかく私には情報が足りない」という危機意識(劣等感?)があったため、お金のことは一旦無視して書籍は購入しまくってます。基本的に不器用だし仕方がないと割り切ってます。

全然役に立たない本もたくさん購入しました。めちゃくちゃ失敗してます。が、数年経って「これめっちゃ良書じゃないか!」ということもあり、当時の自分に合わないだけで今の自分にはしっかりフィットするとなんてこともあるので面白いですね。

部屋が本だらけになるため、基本的には電子書籍で購入しています。電子版がないものは紙版を購入しました。でもやっぱり場所をとるため、購入後に自宅でスキャン(自炊)してPDFにしたりもしてます。

ついつい本屋に行ってしまう

実はこれ役に立ってるな、という私の行動があります。それは「頻繁に本屋に立ち寄る」ということです。大型の本屋がGOODです。

棚を眺めるだけでも価値があるんですよね。ひどいときは数日おきに行ってたような気がします。どうしてこれが良いかと言うと、棚を眺めているとIT関連技術のトレンドが視覚的にわかるんです。

そもそも初心者は主要技術・注目技術のラインナップすらわかってないので、私には非常に役立ちました。でも買うときは電子書籍が多いので、そこは書店に申し訳ない気持ちも。電子書籍版がない場合は紙版を買いますが。

例えば5年前はPythonの本なんて数冊しかなかったのに今はPythonだけらけになっていたり。海外のトレンドからはかなり遅れる感じはありますが、それでも自分自身のマップ作成には役立ちます。とりあえずは日本の状況がわかればOKなのではないでしょうか。

棚の専有状況から「Go増えてきたなあ」「クラウド系増えてきたなあ」「機械学習増えてきたなあ」とかわかります。逆に減っているのもわかってきます。小さい本屋だと効果がないため、大型書店で観察する必要がある点に注意です。

今はコロナでそんなに本屋には行けてないのが悲しいです。コロナ前は買いたいものもないのに、ふらっと本屋に寄ってました。寄っていたというよりは、本屋を見つけると自動的に吸い込まれていました。笑

動画でのプログラミング学習

Udemyのセールに助けられる

やはり動画はわかりやすい。書籍も良いが動画も良い。わたしはどちらも併用しています。

動画はUdemyにお世話になりっぱなしです。セールのときは1000円台で購入できるので、そのときに気になるものはカートにポチポチ入れて大量購入しています。Udemyのマイページを確認したら、今までで100本以上購入していました。

10秒でも役立つ情報が得られればOKの精神で、とにかく気になるものは購入。特定のチャプターだけ見ただけで、全部は見てない動画も多いです。再生は基本倍速です。

動画は講師のニュアンスもわかるので、初心者にとってはありがたいと思うんですよね。コード書いてエラーが出て、それをどうやって潰してくのかも見れたりして、経験の少ない私にとってはとても勉強になりました。

最近はYouTubeにも質の高い動画が増えてきてる印象です。私がプログラミングスクールを卒業した当時はそんなになかったのに。ずるい!笑 当時はドットインストールも見てました。

人のコードを参考にする

Githubなどで人のコードを参考にするのも役立ちました。みなさんきれいに書くんですよねえ。笑

クラス名とか関数名で検索したらかっこいい使い方してる人がたくさんヒットします。自分のやりたいことに近いことをやってるコードを探して、その周辺を読んで「なるほどな〜」「ここ真似しよう」とかやってました。ファイル分割の感覚とか、スマートなコメントの書き方なんかも学んだ気がします。

まとめ

改めて書き出してみると、卒業後の私のプログラミング学習法はすごくシンプルだなと思いました。非効率な部分もあるかもしれません。

  • とりあえず何か作り続ける(境界は無視)
  • 書籍で学ぶ(とりあえず購入した)
  • 本屋の棚からIT技術の全体感を知る(初心者にはこれだけでも助かった)
  • 動画で学ぶ(とりあえず購入した)
  • 他人のコードから学ばせていただく(自分との差を思い知らされる)

いちばん大事なのは卒業後もずっと学習を続けることなんだと思います。新しい領域にもどんどん手を出して学んでいます。

オンラインプログラミングスクールでスタートを切れたのは本当によかったと思います。当時は今みたいにプログラミングスクールはなくて、ほんと奇跡的な出会いでした。そこでプログラミングの基礎を知れたのは私にとっては本当に大きい。スターターキットをもらったみたいな感覚。仕事で時間がなくて毎日ぐったりしてた中でも、なんとかコードキャンプでレッスンを継続することができました。そこが本当に今のベースになっています。

人によって状況は違いますから、その人の人生にとって最適なピースを探すことは本当に難しいことだと思います。私は本当にラッキーでした。なんであのときあんなに行動力があったのか?コードキャンプの申込ボタンを押したのか?今でも謎です。たぶん「このままでは身体がもたない」という防衛本能、第六感がはらたいたのかもしれません。

プログラミングは楽しい!人生だって変わるかも!

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ABOUTこの記事をかいた人

ぽんぽこ

ぽんぽこです。数年前、会社に通いながらも頑張ってプログラミングスクールで学びました。私が利用したのはCodeCamp(コードキャンプ)です。なんとプログラミングを覚えたらころころと人生が変わっていって、現在は 外資系4大IT企業 に転職できました。今でも毎日勉強の日々ですが、このサイトで少しでも役立つ情報を提供できたらと思っています。プログラミングって難しそうだな...と思ってもとりあえずやってみることが大事!行動しないと現状は変わらない!▶自己紹介はこちら
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