TECH::CAMP(テックキャンプ)は当サイトでもたくさんの体験談をお寄せいただいているプログラミングスクールですね。
今回は、以前体験談を紹介いただいたTKさんに、今回はTECH::CAMP(テックキャンプ)に通っていた当時の詳細なレビューをしていただきました。
どうしてスクールに通ったのか?そして何を学んだのか?のレビューです。
(以前の体験談はこちらからどうぞ。)
https://propoko.com/blog/exp-techcamp
ぽんぽこ
ぽこ子
この記事の内容は?
2016年にTECH::CAMP(テックキャンプ)に通いました
2016年に渋谷に拠点を置くプログラミングスクール「TECH::CAMP」に参加しました。
今回はTECH::CAMPを実際に受講して、身についたスキルや、その間の私の生活について書いていきます。
今後プログラミングスクールの受講を検討している方の後押しになればと思います。
ぽんぽこ
なぜ私はTECH::CAMP(テックキャンプ)を受講したのか?
そもそも、なぜTECH::CAMP(テックキャンプ)を受講するに至ったか、簡単に紹介します。
今後のキャリアや人生が不安で押しつぶされそうだった・・・
当時私は29歳でシステムエンジニアとして企業内の基幹システムを運用保守する要員でした。
ここで行っていた業務は、IT業界とはかけ離れた管理業務が中心で、専門的な知識を必要としない、過去実績により完全にマニュアル化された業務です。
少し具体的に書くと、過去の先駆者達が残した手順書の通りに端末を操作し、作業証跡としてその画面キャプチャをExcelシートにペタペタと貼り付けます。
その後、そのExcelシートを印刷したものを上長に提出し、押印を貰う、といったクリエイティブ要素ゼロの業務内容です。
ここで主に使用していたツールは、Excel、PowerPointなどの、皆さんおなじみのMicrosoft Officeです。
そんな運用保守要員としての日々を送っていく中で、段々と自身の今後のキャリアに不安を感じ、見つめ直すようになりました。
不安が頭から離れない・・・
私はこんな不安を頭の中をぐるぐると駆け巡っていました。同じような悩みの方も多いのではないでしょうか?
「このままExcel職人を貫いて、将来的に飯を食っていくためのスキルは身につくのだろうか。」
「会社が傾いた時、自分は次に行くことはできるんだろうか。」
「今時Officeなど中高生でも使えて当たり前の時代なのに、こんなことをやり続けていていいのだろうか。」
こんな不安に日々押しつぶされそうでした。
悩んでいても仕方がない!
そして、ウジウジ悩んでいてもしょうがない、物事を始めるのに遅いということは無いはず!という考えに落ち着き、兼ねてから興味のあったプログラミングを一から勉強し直してみようと考え、プログラミングスクールを探しに動き始めたのです。
プログラミングスクールの中からTECH::CAMP(テックキャンプ)を選んだ理由
独学ではなく、どうしてスクールなのか?
次に、なぜ自己学習でなく、スクールを選んだのかについてです。理由は単純です。自己学習(独学)で挫折した経験が過去にあったためです。
なんだ、根性のないやつだな、と思われてしまうかと思います。
ただ、私の所感として、プログラミングを独学で学ぶのは大きなハードルがあると考えています。周りにも独学で挫折してきた友人を何人も見てきました。
プログラミングを独学していると、幾つもの壁にぶつかります。初心者とあらば、その壁の数は経験者の数倍に跳ね上がりますね。
市販の本を見ればわかるだろうと言われてしまうかもしれませんが、一つわからない要素が出ると、解決に相当な時間を要してしまいます。
そんな時に限って、「必要なモジュールを読み込んでいない」とか、「パス設定の問題」とか、案外単純な原因だったりします。
ただ、これって知識があるから単純な原因だと理解できると思うんです。初心者の場合、そもそも単純の概念から分からないんです。
私も漏れなく、そのタイプの人間でした。
初心者には書籍を使った学習は難しい・・・
そんな中でも、なんとか勉強を進めいきますが、参考書通りのソースを打ち込んでもエラーメッセージしか出ない状況が続きます。
「あぁー!もう無理!!参考書が間違ってるんじゃないか!?ていうか、これだけ詰まるってことは、俺にはプログラミングは向いていないのか!?」
・・と自暴自棄になって勉強を放り投げてしまっていました。(文字に起こして書いてみると、まるで子供ですね…)
もう挫折はしたくない、自分が挫折しないためには、学校のように気軽にわからないところを聞ける環境だ!と考え、スクールへの通学を選びました。
TECH::CAMPを選んだ理由
では、なぜ数あるスクールの中からTECH::CAMPを選んだのかについてです。
現在は、実際の学校へ通って受講をする通学型の他に、スカイプやハングアウトなどを利用して自宅で学習が行えるリモート型のスクールがあると思います。
そんな中、私がTECH::CAMPを選んだ理由、それは単純です。
私の場合、リモート学習型だとサボるからです。
「先週は予定より進捗あげたし、今週は少しゆるくやっても良いかな?」という風に本来の目的を履き違えた考えに陥ってしまうんです。
ほんと、子供みたいですよね。なんという怠け者根性なんでしょう。
そんな自分には、通学型で最低でも毎日通うこと、そして周りにも同士がいて、良い意味で焦らせてくれるような環境がぴったりだと考えました。
TECH::CAMPで何を学ぶことができたか?
Webアプリケーションコース
私がTECH::CAMPで受講したのが、「Webアプリケーションコース」です。
主にRuby言語やRuby on Railsのアプリケーションフレームワークを中心とするカリキュラムを学習するコースでした。
Webアプリケーションを作成するにあたって、学習したカリキュラムの幅は広かったです。
単純にアプリケーションを作り上げるだけでなく、それを運用するための基盤の学習をしたりなど、広く知識を身につけるが出来たと感じています。
具体的には何を学習したか?
主な学習の分野は以下のようになります。
HTML/CSS
Webの基礎。ホームページを形作るためのHTML、CSSなどの言語の学習を行いました。
<body>などの、一般的なタグの理解はあったつもりでしたが、ただ、実際に書いてみると全く手が動かないんです。自分のスキルなさに絶望したのを覚えています。
Ruby
Ruby言語のスクリプティング学習を行いました。Rubyによるスクリプトの記述ルールを学び、都度簡単なスクリプトを作成していきます。
for文が理解できず、何度も何度も同じ質問をしていました…。
Ruby on Rails
WebアプリケーションフレームワークであるRuby on Railsの学習をし、MVCモデルの基礎から、実際のサービスを構築するまでの知識を身に付けていきます。
ホームページの仕組みが理解できていくことに面白さを感じ、プログラミングの面白さに目覚めた部分です。
Gitによるバージョン管理
ソースコードのバージョン管理システムであるGitについての学習を行いました。
MySQLの構築とSQLの基礎
データを格納するためのデータベースとしてRDBMSの仕組みや、データを呼び出すためのSQLの学習を行いました。
私が学習した主な内容を紹介しました。
もちろん他にももっと内容にバリエーションがありました。上記では私が特に学習したものを挙げました。
TECH::CAMPの学習スタイルについて
気になる方も多いのではないでしょうか。
TECH::CAMPでの学習は、授業のような形態ではなく、各々が自分のペースで進めていく形のスタイルです。そのため、自分の都合良い時間に学習をすることが出来ました。
どの分野にも共通して言えるのが、教材が大変分かりやすかったのを覚えています。
教材は紙ではなく、PCから閲覧するタイプのものです。
そのため、もちろん必要に応じてコピペをすることも出来ますし、現在の自分の学習のペースを振り返ることもできたので、ペースを乱すこと無く学習を進めることが出来ました。
特に、「ムム、ここはなかなか難しいな・・」と感じる部分があっても、各分野の区切りには重点を要約して説明してくれていたたため、大変理解しやすかったことを覚えています。
結果としてシンプルにすんなりと知識を吸収することが出来たように感じています。(そういえば遥か昔に受けていた進研ゼミも、要点をまとめてくれていたなと思い出しました。)
TECH::CAMPに通ったことで確実に変われた!
知識、技術ともにゼロの自分でしたが、すんなりと基礎を理解することが出来ましたし、通学から3週間位経つ頃には、コードを書く際に手が自然に動くようになりました。
間違いなくコードを書くことのイロハを学ぶことが出来ました。
特にRailsを理解してから、Rubyを書いている時は楽しくて、終始ニヤニヤしながら作業してました。(笑)
受講中の生活はどうだったのか
私は結婚をしていることもあり、TECH::CAMPに通うことで生活リズムを乱し、妻に負担をかけることは絶対に避けたいと考えていました。
そのため、平日は就寝前の数時間程度、休日は夕方までの時間を使って学習をしていました。
一日でもコードを書かないでいると、脳が鈍ってしまうと考えていたため、とにかく毎日コードを書くことを心がけていました。
特に休日は、朝から夕方頃までの時間を使って集中的に学習をすることができたので、学習に大きく遅れを取ることはありませんでした。
振り返ってみると、家族と過ごすコアな時間は以前と変わらず自宅に居たため、生活自体に負担はなかったように感じます。
むしろ、日々自分のスキルが上がっていくことに喜びを感じ、妻からも「最近よく笑うね」と言ってもらえたのは、良い収穫でした。
TECH::CAMPへの参加を振り返って
TECH::CAMPへの参加を振り返ってみると、「大正解」という言葉が一番に出ます。
通学してTECH::CAMPは秀逸だなと改めて感じたのが、「人に聞ける環境」と「洗練された教材」です。
気軽に聞ける環境は最高だった
学習スペースの各テーブルには講師の方が待機してくれており、気軽に質問することが出来るので、以前一人で学習していた頃のように手が止まることはなくなりました。
教材も分かりやすかった
また、教材についてもかなりわかりやすくまとまっているため、これまでのように同じ参考書とにらめっこをしたり、同じ箇所を何度も見返すことはなくなりました。
おそらく独学をしていたら、またあっという間にで放り投げしまっていたことでしょう。
深く理解できるようになった
以前は「この技術は、こんな感じの仕組みなんでしょ?」と、なんとなくの感覚でしか会話することが出来ていなかった、なんともカッコ悪い自分でした。
しかし今は、「このサービスのコードはどんな風に実装されているんだろう?」「フレームワークは何を使ってるんだろう?」と一歩踏み込んだ考えができるようになったのは、個人的に大きな成長だなと感じています。
日常にプログラミングを活かせるようになった
また、現職でも今まで手作業でやっていた業務をRubyを使って効率的に自動化出来ないかと、スクリプトの作成をしてみたりと、多少ではありますが、エンジニアチックな作業を行ったり、上司に提案することができるようになっています。
私はTECH::CAMPで良かった!
もし、「プログラミングを学習したい」と少しでも迷っている方がいれば、私は迷いなくTECH::CAMPをおすすめします。
色々と考え込んで、踏み出せないでいるのであれば、その時間は何の価値も生み出さない無駄な時間です。周りの人はその間もどんどん成長していきます。
この記事を読んで、迷いを振り切り、思い切って新しい可能性にチャレンジしてくださる方が一人でもいてくれれば幸いに思います。
ぽんぽこ
TECH::CAMP(テックキャンプ)の詳細はこちらから
ぽんぽこ